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念珠の知識

 念珠は「数珠」ともいわれ、お葬式や法事、お墓参りの時に手にする最も身近な仏具です。
 念珠本来の意味は、お念仏を読む回数を記憶するためのものであり、「数を念ずる(数を記す)」ためのものとして生まれました。常に念珠を手に持ち、仏さまに手を合わせれば、煩悩が消滅し功徳を得ることができると言われています。
 現在では、お葬式や法事の時はもちろん、厄除けのお守りなどアクセサリーとしても使用される機会が増えてきました。
 ここでは、檀信徒から僧侶まで念珠の知識を身につけていただけるよう詳しく掲載しております。
 一般の方には内容が少し難しいかも知れませんが、しっかりと知識を身につけていただき、念珠を大切に使っていただければと思います。

念珠と仏教

 念珠(数珠・珠数)を手にしている人を見て、誰でもその人が仏教徒であることを疑いません。
 念珠は仏教徒の標識(ひょうしき)標幟(ひょうじ)・象徴であるとさえ言えます。念珠と仏教とは切っても切れない関係にあるようです。わたしたちは、仏の加護を祈り、仏の名号(みょうごう)や真言をお唱えするとき、念珠で数をとります。そこで、数を取る珠(しゅ)すなわち数珠という訳です。
 その意味で、念珠は道具としての役割を持っています。しかし、心に仏の智恵のお姿を憶い一心に名号や真言を念誦(ねんじゅ)するとき、手にする念珠は、もはや道具ではありません。念珠は念誦(ねんじゅ)に通じます。念は心のはたらき、誦(じゅ)は口のはたらきを言います。
 念珠を繰(く)る行為は身・口と意(こころ)の三密(さんみつ)行(ぎょう)であり、手にする念珠は仏の永遠の智恵を映す珠(たま)であり、念誦者の心を表わす標幟(ひょうじ)と言えます。
 ところで、『四分律(しぶんりつ)』や『梵網経(ぼんもうきょう)』は小乗や大乗の比丘(びく)のために律(りつ)を説き、比丘の持ち物を定めています。しかし、その中に念珠は入っておりません。
 現在のように念珠が僧侶を象徴する持ち物となったのは、おそらく、真言を誦持(じゅじ)する密教の行者たちが念珠を必須の持ち物としたことに由来していると思われます。やがて、それが僧侶一般に及んだと考えられます。


― 胎蔵界曼荼羅(まんだら)の中にいる ―
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胎蔵界曼荼羅(まんだら)
<蓮花部観音院> 
 毘倶胝菩薩(びぐちぼさつ)
 如意輪観音(にょいりんかんのん)
 不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)

<遍知院> 
 七倶胝仏母(しちぐていぶつも)
 毘哩倶胝菩薩(びりぐていぼさつ)
 大安楽不空金剛三昧真実菩薩
 (だいあんらくふくうこんごうさんまいしんじつぼさつ)

<金剛院> 
 時金剛利菩薩(じこんごうりぼさつ)

<虚空蔵院> 
 千手観音(せんじゅかんのん)

<最外院> 
 火天(かてん)
 縛斯仙(ばっしせん)

その他  
 烏枢渋摩明王(うすさまみょうおう)
 准胝 (じゅんてい)、 白衣(びゃくい)の各観音菩薩。
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念珠経典

 仏教の念珠の起源は、明らかに古代インドのバラモン教の念珠に由来しています。しかし、釈尊(しゃくそん)の時代に仏教で使われていたかどうかは不明です。わが国へは、聖徳太子のとき、百済から渡来して来ました。
 念珠について説いた漢訳経典としては、東晋(とうしん)(四、五世紀頃)の『仏説木患子経(ぶっせつもくげんしきょう)』が最初のようです。その後、唐代に入ると多くの漢訳経典に取り上げられます。参考までにその一部を紹介しますと、阿地瞿多(あじくた)訳『陀羅尼集経』(だらにじっきょう)(六五四年)、義浄(ぎじょう)訳『曼殊室利呪蔵中校量数珠功徳経』(まんじゅしりしゅぞうちゅうきょうりょうじゅずくどくきょう)』(『数珠功徳経』七一〇年)、善無畏(ぜんむい)(輸波迦羅(ゆばから))訳『蘇悉地羯羅経(そしつじからきょう)』(七二六年)、同『蘇婆子童子請問経(そばこどうじしょうもんきょう)』(七二六年)、般若三蔵(はんにゃさんぞう)訳『守護国界守陀羅尼経(しゅごこっかいしゅだらにきょう)』(七三〇年)、同『諸佛境界摂真実経(しょぶつきょうかいしょうしんじつきょう) 』(『摂真実経』)、金剛智(こんごうち)訳『金剛頂経瑜伽中略出念誦経(こんごうちょうぎょうゆがちゅうりゃくしゅつねんじゅきょう)、不空ふくう)訳『金剛頂瑜伽念珠経(こんごうちょうゆがねんじゅきょう)』、同『金剛頂経一字頂輪王一切時処念誦成仏儀軌(こんごうちょうぎょういちじちょうりんのういっさいじしょねんじゅじょうぶつぎき)』『金輪時処軌』(きんりんじしょき)などがあります。
 これらの経典からもわかるように、密教に関係する陀羅尼(だらに)経典や儀軌(ぎき)経典に比較的多く取り上げられています。三密行を基本とする密教経典が念珠について説くのはまったく当然とも言えます。

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念珠の種類

 念珠の種類は、経典によって異なりますが、『金剛頂瑜伽念珠経(こんごうちょうゆがねんじゅきょう) 』は上品(じょうぼん)千八十珠(顆(か)とも言います)、最勝百八珠、中品(ちゅうぼん) 五十四珠、下品(げぼん)二十七珠の四種類、『数珠功徳経』は百八珠(顆)を以て満数とし、五十四珠、二十七珠、十四珠の四種類の念珠をあげています。その他、経典によっては、四十二珠、三十六珠、二十一珠、十八珠の念珠を説くものがあります。したがって、大体、九種類の念珠があると考えてよいでしょう。
 真言宗では、百八珠(しゅ)の念珠を本連(ほんれん)、五十四珠を半連(はんれん)、二十七珠を四半連(しはんれん)と呼んでいます。百八を三分した三十六珠の念珠は浄土宗で、十八珠は禅宗でそれぞれ携帯用として使われています。念珠の数は、仏教の深い意味を表わしています。
 百八珠は、百八煩悩(ぼんのう) あるいはそれらを滅除(めつじょ)する百八智や金剛界百八尊を、五十四珠は仏道修行の菩薩(ぼさつ)の五十四位を、四十二珠は同じく菩薩の四十二位を、二十七珠は二十七賢聖(げんじょう)、二十一珠は本有(ほんぬ)(本来のままのあり方)と修生(しゅしょう)(修行で得られるあり方)の十地(じゅうじ)(菩薩の修行の最後の十の段階)に仏果(ぶっか)(仏のあり方)を加えた表示であり、十八珠は十八界の表示とされています。


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<男持ち 略式片手念珠>
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<女持ち 念珠>
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<菩提珠・木珠と貴石(道具)の組み合わせ例>

※各宗派によって、念珠の形は違うので 一般壇信徒は写真のような略式念珠がどの宗派でも使えるので便利と言えます。

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珠の材料

 経典には念珠(数珠)の珠(たま)(顆)の材料として、さまざまな材質をあげています。例えば義浄訳『数珠功徳経』には鉄・赤銅(しゃくどう)・真珠・珊瑚(さんご)・木患子(もくげんじ)(ムクロジ科、せんだんばのぼだいじゅ)蓮子(れんし)・因陀羅子(いんだらし)〔帝釈青(たいしゃくせい)〕・金剛子(こんごうし)・水精(すいしょう)・〔水晶〕菩提子(ぼだいし)をあげています。
 『蘇(そ)悉地(しつじ)経(きょう)』(巻中・供養次第法品第十八)では、菩提子や蓮花子(れんげし)などのほかに土珠(どしゅ)・牙珠(げしゅ)・赤珠(しゃくしゅ)・摩尼宝珠(まにほうじゅ)・草子(そうし)多羅樹子(たらじゅし)Sなどをあげています。『陀羅尼(だらに)集経(じっきょう)(巻第一)では金・銀・赤銅・水精瑠璃(るり)S・沈水(じんすい)・壇香(だんこう)・青蓮子(せいれんし)・瓔珞子(ようらくし)<の名を出しています。
 なお、三部・五部を説く経典では、諸仏・諸菩薩の所属する部族に対応して用いる念珠の材質を区別しています。例えば、先の『蘇悉地経』では、仏部は菩提子、観音部(蓮花部)は蓮花子、金剛部は魯梛羅叉子(ろならしゃし)〔金剛子〕を用いることを最上と説き、『摂真実経(しょうしんじつきょう)』(巻下・持念品第八)や『略出念誦経(りゃくしゅつねんじゅきょう)』(巻第四)は、仏部は菩提子、金剛部は金剛子、宝部は金・銀・水精など諸宝蓮花部は連花子、羯磨部(かつまぶ)は種々雑多な色の宝珠(ほうしゅ)の念珠を用いることを説いています。
 さらに、『略出念誦経』は、毎日四時(しじ)に各部に相応した四種の数珠を持ち、四種の念誦すなわち音声念誦金剛念誦・三摩地(さんまじ)念誦・真実念誦を作(な)すことを説いています。
 ここからも、念珠(数珠)が念誦に通じていることがよくわかります。 また、行法(ぎょうぼう)における念珠の執り方も五部の諸尊(しょそん)に対応して異なっており、例えば、『摂真実経』は、仏部を持念(じねん)する場合には右手の拇指(ぼし)〔親指〕と頭指(ずし)〔人差指〕とで、金剛部では右手の拇指と中指(ちゅうし)とで、宝部は右拇指と無名指(むみょうし)〔薬指〕とで、蓮花部は右拇指と無名指と小指とで、羯磨部は右拇指と余の四指とで念珠を執持(しゅうじ)するように説いています。


数珠玉の素材と製造
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写真は『星月菩提珠』原産地は中国海南島や雲南省で取れます。
菩提珠の中でも一番の人気のあるものです。他に、鳳凰の眼のような
模様がある鳳眼菩提、金剛菩提珠(インド菩提)や高野菩提珠
高級品としては天竺菩提珠が有名です。いずれにしろ釈尊が菩提樹の
木の下で悟りを開かれたので、仏教とは非常に縁のある木実です。
また実ではなく木そのものを材料とする物も多く、他では貴石類も
好まれています。

木の場合は、このような板状の材料を刳り貫いて作ります。(黒壇と高野杉)
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念珠の功徳

 念珠については、材料に応じてその功徳(くどく)が説かれています。例えば『数珠功徳経』では鉄珠にて一遍誦せば福五倍、真珠・珊瑚にては百倍、金剛子は百億倍、水精は千億倍菩提子の念珠は計ることのできない無量の福を得ると説き、『摂真実経』では香木(こうぼく)の珠を以ては一分の福を得、水精・真珠を用うれば一倶胝(くてい)〔万億〕分の福を得、菩提子を用うれば無量無辺不可説不可説の福を得ると説いています。
 経典の多くは、数ある念珠の中で無量無数の福を得る菩提子の念珠を以て最上としています。ただ、『陀羅尼集経』のみは「諸数珠中水精を以て第一」としています。この理由のためか、真言宗では晴の儀に水精(水晶)の念珠《装束(しょうぞく)の念珠》を用いています。
 なお、念珠の製法や材料についての詳しいことは、伊藤古鑑著『合掌と念珠の話』(大法輪閣)を参照して下さい。他に、堀内寛仁著『真言宗法衣法具解説』(清栄社)や栂尾祥雲著『秘密事相の研究』(臨川書店)などが参考になりま。

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真言宗の念珠

 真言宗では、百八珠を正式の念珠としています。もちろん、この数は基本数であって、実際には珠の総数は大小合わせて百三十九個あります。
 ただし、経典には一母珠、十記子の念珠しか説いていませんので、そのような総数にはなりません。なお、半連の念珠は九十個になっています。
 それはさておき、まず百八珠を二分している大珠(だいしゅ)が二つあります。この珠を「母珠(もしゅ)」(親珠(おやだま))と言います。そこで百八珠を「子珠(ししゅ)」(こだま)とも呼びます。母珠は法門の主である阿弥陀如来(つまり仏果)、子珠は先に説明したように、百八煩悩あるいは百八智や金剛界百八尊を表わしています。したがって、念珠を繰ることは、金剛界百八尊に帰依(きえ)し同体となり、百八智に目覚め、百八煩悩の滅除を念(ねん)誦(じゅ)することを意味しています。
 母珠はまた達磨(だるま・たらま)ともいい、梵語 dharma つまり法を意味します。一般には、両母珠(達磨)のうち、子珠の糸である貫線(かんせん)または縄線(観音菩薩の大慈悲を表わしています)の終わる方をとくに「緒留(おどめ)」と呼び、そうでない方のみを「達磨」と呼んでいます。(以下の文で、達磨はこの母珠を意味しています。) 子珠の百八珠は母珠でそれぞれ五十四珠に二分されています。各五十四珠は、菩薩の五十四位の修行の段階を表わしています。したがって、念珠を繰(く)ることは、大慈大悲の五十四位の菩薩行を念ずる行為であるわけです。なお、念珠を繰るときは緒留を越えて一周するのではなく、緒留まで繰ると再び同じ五十四珠を繰って達磨に戻ります。
 次に、達磨から数えて左右それぞれの七珠と二十一珠の次に小珠(計四個)があります。これは真言を七遍あるいは二十一遍お唱えする際に便利なようにつけたものです。四個あるこの小珠を「四点」または「四天」(四天王)と呼んでいますが、もちろん経典には記載がありません。
 両母珠に房がつけられています。この房は二本の緒(お)からなっており、各緒に五個の小珠がついていますので、各房にそれぞれ十個の小珠があります。これは百や千の位取りの珠で、「記子(きし)」と呼んでいます。十は十波羅蜜(じゅっぱらみつ)>あるいは十大弟子を表わしています。そこから「弟子珠(でしだま)」とも言います。
 この記子の末端に露の滴(したた)るような形の珠があります。この珠は「記子留(きしどめ)」と言いますが、この形から「露(つゆ)」とも呼んでいます。この記子留にも意味があって、諸説ありますが、例えば菩提(ぼだい)・涅槃(ねはん)や福・智の意味を表わしていると言われています。 また、記子と達磨の間に小さい珠が一つ付いています。これを「補処(ふしょ)の菩薩」《浄明(じょうみょう)とも呼んでいます》と言います。補処とは仏の後継者を意味します。したがって、阿弥陀如来の後継者は観音菩薩ですので、この小さな珠は観音菩薩を表わしています。
 ところで、経典を読誦したり、真言をお唱えした後に、念珠を摺(す)って祈願(きがん)することが一般に行われています。しかし、本当を言えば、念珠は摺り鳴らすものではありません。激しく摺り鳴らすことは上品なやり方とは言えません。 また、念珠を手に持ったり、手首に掛けたりするときは、必ず左手です。そして、高野山では達磨(親珠)すなわち補処(浄明)の付いている方を右手の中指に、緒留(おどめ)を左手の頭指に掛け、房を両手の掌中に入れて持念します。房を手の外に垂らしません。しかし、念珠の持ち方や持念の仕方は、宗派によって異なりますので、各宗の住職さんに聞いて下さい。 子珠の形は、丸珠と平(ひら)珠があります。高野山ではこの二種を使いますが、京都の真言寺院では平珠は用いません。


″数珠の玉の数をご存じですか? ″

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真言宗では108顆のものが正式なものです。でも、総合計すると139玉あります。(写真)
108主玉+2親玉+4四天+20弟子玉+4露+1浄明 =139玉となります。 
すなわち主玉が片方に54玉づつ、両方で108玉です。それに達磨から始まって、7個めと次に14個めに小さい玉が4個入っています。四天と云います。お経や真言を唱えたりするとき、七反とか二十一反とかの数を取るための目印です。
房の部分には弟子玉と露がそれぞれ振り分けられて、達磨の方には浄明一つがあり合計で25玉です。


″念珠の持ち方 ″ 

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念珠の持ち方は、右手の中指と左手の頭指に
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片手のみで持つ場合
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略式片手の場合

″念珠の置き方 ″ 

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普段は左手に持つのが大原則ですが、置いておく場合は
三双にして浄明(じょうみょう)の付いている達磨を上にして本尊の方へ向けて置くのが習わしです。

【参考写真】天竺菩提珠 尺二寸 
貫線(中糸)▽主に装束(水晶)の念珠には赤糸を用いるのが本義ですが、他にも多用します。胎蔵マンダラの蓮華部観音院の表示たる赤で観音を意味します。
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装束の念珠

  真言宗では、水精(水晶)による百八珠の念珠を本装束(ほんしょうぞく)と呼んでいます。
そして、その半数を水精とし、残りの半数を黒珠とした念珠を半装束(はんしょうぞく)と言います。装束とは水精で装飾した念珠の意味です。現在の半装束は、左右とも達磨から二十二珠(四天を除く)
までと、緒留より五珠までの計二十七珠(左右で五十四珠)を水精としたものを用いています。
 そして、庭儀(ていぎ)の大阿や一会の導師は必ず本装束を用い、職衆(しきしゅう)は半装束とします。


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半装束念珠
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本装束念珠(請来型純銀金具付)

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弘法大師御請来の念珠

 弘法大師(こうぼうだいし)が唐から帰国されたとき、数種類の念珠を請来(しょうらい)されたと伝えられています。なお、これらの念珠については『御請来目録』に記載されていません。ここでは、次の三種類の念珠を紹介しておきます。
 第一は、現在、東寺に秘蔵されている本装束の念珠です。これは、現在と同じように二母珠、百八珠、二十記子の念珠です。この念珠は、伝法の印璽(いんじ)として恵果阿闍梨(けいかあじゃり)から付嘱(ふしょく)されたものと言われています。貫線は赤色(つまり阿弥陀如来とその眷属(けんぞく)の色)、房の糸は萌葱(もえぎ)・黄・紫の三色が用いられています。四天と補処の小珠はありません。


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恵果阿闍梨(けいかあじゃり)から付嘱(ふしょく)された。

『装束念珠』  東寺秘蔵 

記子留め(露)の形が、横露になってるのが特色といえます。
前述のごとく、四天と浄明が付いていない のも特徴です。
また、なぜか緒留側の房に記子(弟子玉)が一つ不足して
いるようです。

 第二は、大師が帰国の際、憲宗皇帝から賜ったと伝えられる菩提子の念珠で、東寺に秘蔵されています。これも二母珠、百八珠の念珠で、補処(浄明)は常の如くついていますが、記子(弟子珠)のつき方が異なっています。二十個の記子が全部達磨の方に十個(左右の緒に五個)づつ二段に分けてつけられています。緒留の方は糸だけで記子はありません。 御室ではこの念珠が正式で、片達磨(かたたらま)と通称しています。現在、御室派の加行の時には必ずこの片達磨の念珠(貫線は赤、房は白)を用います。晴れの法会の際に、聴衆は半装束片達磨が正式になっています。


唐の皇帝より賜った菩提珠の念珠を縮小し、お使い頂き易い形にて複製致しました。
菩提実は天竺菩提を用い、茶水晶の達磨と本水晶、記子留めは純銀金具です。
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株式会社中本名玉堂 浄製品 

 第三は、大師が在唐のとき、憲宗皇帝より賜ったとされるものです。この念珠は、高野山竜光院に宗宝として秘蔵されています。左右共、金珠(金糸状の精巧な珠)四十八珠と瑪瑙(めのう)六珠(二母珠と四天の左右にある)の五十四珠の子珠から成り、それに瑪瑙を用いた緒留(大珠)、露(多角形)、達磨(子珠と同じ大きさ)と瑪瑙というには黄色すぎる四天と金珠(小珠)の記子とから成っています。補処の小珠はありませんので、総数百三十八珠の念珠です。 順宗皇帝勅給との説もあり正確には不明です。
(大師は804年入唐、806年帰朝す。順宗805年即位、憲宗は806年即位)

純金に細工が施されている大師御請来「いんすの念珠」
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弘法大師御住坊 高野山龍光院秘蔵 

その他
七宝石入り金剛菩提実 御請来型半装束念珠
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年代不詳

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念珠の心

 最初に、念珠(ねんじゅ)は念誦(ねんじゅ)に通じると言いました。真言宗徒が念珠を手にし、一心に仏に帰依し名号(みょうごう)や真言をお唱えするとき、その行為は身(み)と口(くち)と意(こころ)の三密行(さんみつぎょう)にほかなりません。それは、百八煩悩を滅除(めつじょ)する百八尊の智恵をさとる行為であることを忘れるべきではありません。
 念珠の一珠、一珠には金剛界百八尊いわば法身(ほっしん)大日如来の加持力(かじりき)が込められているからです。弘法大師もまた仏を念誦する三密行を通して、わたしたちにそのような念珠の加持力と仏の智恵を明かしておられます。

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房くみ工程

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①房になる絹糸の材料です。
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②束ねて梵天房を作ります。
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③貫線(中糸) の材料です。
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④まずは四つ編みにします。
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⑤長さをそろえます。
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⑥先に束ねた糸を縛ります。
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⑦適当なところで切ります。
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⑧しごきながら丸く切り整えます。
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⑨梵天は丸く、小さく。
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⑩針を使って親玉に取り付けます。
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⑪最後に貫線(中糸) を緒留めの玉に縛って完成です。

【 写真 】鳳眼菩提珠 尺三寸 平玉 茶房仕上

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