高野山では、水晶による108珠の念珠を本装束と呼んでいます。 そして、その半数を水晶とし、残りの半数を黒珠とした念珠を半装束と言います。 装束とは水晶で装飾した念珠の意味です。 現在の半装束は左右とも達磨から22玉までと、緒留より5玉までの計27珠(左右で54珠)を水晶としたものを用いています。 そして黒珠の部分を黒丹を用いるのが標準ですが、その他の材質を色々と用いるものもあります。
お大師さまが大同元年10月帰朝の際、唐より経典、経論や法具等を御請来なさいましたが、その中に数連の念珠もありました。 現在、東寺に「大唐皇帝勅給弘法大師菩提実数珠相伝事」の書付けと共にその現物が連綿と相伝され、今日も往時のお大師さまの御遺徳を偲ばせる念珠が秘蔵されています。 108珠の念珠で二母玉、茶水晶の達磨の方にのみ補処(浄明)と記子(弟子玉)が二段に分けてつけられています。 露のしたたり落ちるが如くその形状は下に行くほど小さくなり、留露には銀の金具をかぶせて、菩提子以外の四天とその両方はいずれも水晶玉で挟む形になっています。 今般この御講来念珠を現代お使い頂けるような仕様で、天竺菩提子と本水晶で弊社特製念珠として浄製致しました。 お大師さまの御偉業を想いご愛用下さればとお薦め申し上げます。



